所有している評価・測定機器

補聴器の調整には補聴状態の評価が欠かせません
補聴器の評価に必要な機器や、聞こえの研究に用いる所有機器を紹介します

オージオメータ Rion AA-74 

使用目的:純音標準聴力測定(気導・骨導)、語音明瞭度測定、補聴器装用時語音明瞭度測定、SISI検査、自記オージオメトリ

オージオメータ Interacoustics AD629

使用目的:純音標準聴力測定(気導・骨導)、補聴器装用閾値検査、TENtest(Cochlear Dead Regionの検査)、TINtest(心因性難聴の検査)
(TENtestを補聴器臨床に応用している販売点は全国でも稀です)

補聴器特性試験装置
natus Aurical 2 HIT

使用目的:補聴器周波数特性検査、補聴器入出力特性検査など補聴器の音響物理的検査一式

実耳特性検査装置
natus Aurical 2 PMM

使用目的:実耳補聴器装用時特性など補聴器出力の鼓膜面音圧を測定する音響物理的検査一式、Speech Mapping法による補聴器調整
「補聴器の音が響く」という方には実耳測定(REM)を実施しています

騒音計 Rion NA-26

使用目的:補聴器装用閾値の測定のための音場較正実施用

ビデオオトスコープ

使用目的:耳型採りの際に外耳道内の状況を確認する

聴覚研究用機器

通常の補聴器調整だけではなく、聴覚系に関する様々な研究にも取り組んでいます。
小児難聴の様態、蝸牛内のOHC(外有毛細胞)や基底板振動による周波数弁別能と
語音弁別との関連から補聴器の増幅との関連を研究しています。

Titan(DPOAE/インピーダンスオージオメトリ)

使用目的:感音難聴の追認(外有毛細胞の評価)、中耳炎症状の確認、音響性耳小骨筋反射検査

MB11 BERAphone (AABR)

使用目的:自動ABRを通して脳幹の機能評価に役立てます。CE-Chirpによる自動判定の他、簡素なABRも実施可能です。

GSI Audera (ABR/ASSR)

使用目的:ABR/ASSRを通して脳幹の機能評価やSAM音による聴性定常反応について評価できます。ABRではCE-Chirpを用いての測定も可能です。睡眠したでの検査はできませんが、心因性成分の推定に役立てられる測定法です。